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草木染めに使う植物染料は数多くありますが、当工房では主に次の九種類の草木染料を使っています。
・茜(あかね) 染色には根を使います。 掘り取った根を乾燥させ、それを煎じて色素を抽出し染色に用います。
・えんじゅ マメ科の落葉高木で、樹皮の浸出液が染料になります。
・柿渋(かきしぶ) 渋柿の実から採取した液を原液のまま使用したり、染料化して使います。 一般には、木、麻、紙などに塗り耐久力を与えるものとして使われています。
・カテキュー インド地方に産する樹の削屑、葉枝、または果実を煮出し乾固したもの。 この色素成分はカテキンと称する白色結晶状のものと、カテキュータンニン酸というものからなります。
・五倍子(ごばいし) ヌルデノミミフシアブラムシの刺傷によって、ヌルデなどの植物の葉などにできる虫こぶを蒸して乾燥させたもの。 この成分の大部分がタンニンなのでそれを利用して染色します。
・紫根(しこん) 赤紫色系の植物染料で、紫草の根を使用するのですが、これは昔から貴重視されていました。 この染色は難しく、紫根を水に浸し石臼に入れて搗き、これを六十度以下の温湯で色素を抽出し染色に使います。
・矢車(やしゃ) ハンの木の実で、タンニンが多く含まれており古来黒染めに使用されてきました。 これは、水で煮出して蒸発させエキスを作ります。
・山桃(やまもも) 暖地に自生するヤマモモ科の常緑高木で、樹皮は黄色素を多量に含んでいるのでこれを染色に使用します。
・ラックダイ ラック貝殻虫が分泌する黄褐色の樹脂状物質(ラック)を染料としたものです。この虫は、ガジマルの木に寄生する臙脂虫の一種のコックスラックという小虫のことです。
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