ホームへ
コンテンツをお選びください トピック 現代の名工 秋山眞和 工房紹介 店舗紹介 貝紫 藍 小石丸 ギャラリー ショッピング あやつむぎだより 綾の自然 リンク 掲示板
メールはこちらから
綾の手紬染織工房
・藍の名前 2002.06.03
藍の色には、それぞれ名前がついています。当工房では九通りの名前をつけていて、それを目安に藍染めをしています。

●藍白(あいしろ)
 江戸時代に中国から伝わった色。極薄の藍染めで、ほとんど白に近い。

●瓶覗(かめのぞき) 
 江戸中期を中心に染められていた色で、字の通り藍瓶にちょっと浸けただけのごく薄い色。藍白はこの色よりも更に薄い。

●水浅葱(みずあさぎ)
 江戸時代、囚人服がこの色であった事から、囚人服の呼び名にもなった。黄味の薄いネギ色で、薄浅黄(うすあさぎ)ともいう。

●浅葱(あさぎ)
 本来は薄い黄色を言ったのが、後に黄色を帯びた薄い藍を言い、水色とも呼ばれる。昔は「浅黄水色」という一連の色名で呼ばれていたが、後に浅黄と水色とに分離独立した色名となった。

●縹(はなだ)
 暗い青に用いる古い色彩名で、花田とも書くように、元々はつき草の花の青い汁で染めた色を言ったが、藍で染められるようになり、縹色と文字を変えて残った。

●納戸(なんど)
 少々黒味のある縹で、色名の由来は、・納戸の垂れ幕に用いたから。・納戸の暗がりの色に似ているから。・昔、この色が流行した頃、藍染めを納戸にしまっておいたから。以上の三説がある。

●濃縹(こきはなだ)
 赤味を帯びた色で、深縹とも呼ぶ。

●紺(こん)
 中国古来の染色名で、その名称、色調がそのまま我国に伝わった。染め色の代表であったことから、染め物屋のことを「紺屋」といった。

●褐(かち)
 藍をよく浸み込ませるのに、被染物を「搗(か)つ」、すなわち搗(つ)いたことから、出た名と言われている。色名には同音の「褐」が当てられた。「かち」は「勝ち」に通じたため、縁起をかついで、武具の染めや祝賀の際に用いられ、明治の日露戦争にも軍勝色として流行した。

というところで、本日はこれにて。
『あやつむぎだより』 トップ