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藍は化学染料がなかった時代の染料としては、洗濯や日光に強いなど非常に優れた性質を持っていました。そのため、品種こそ違え、世界中で藍を染めていなかった地域はないと言ってよいほど良く使われた染料でした。
綾紬工房で使っている藍は、タデ科の植物の蓼藍(タデアイ)です。他にもマメ科のインド藍、キツネノマゴ科の琉球藍などといった、葉の部分に藍の成分を含む植物は数多くあります。ただ、品種に合った温度でなければ、仮に育っても染料として使えるほど藍を含みません。
蓼藍は一年草で、葉は乾くと藍色に変わり、秋には紅色の花を咲かせます。原産地はインドシナ半島のデルタ地帯であろうと考えられており、肥沃で高温多湿な地域に生育します。また、藍にはある程度の消毒力があるものと考えられています。
中国では古代から藍染めがさかんでした。『荀子、勧学編』に、「青は藍より出でて藍より青し」とありますが、これは蓼藍についてのことです。これはどういう意味なのでしょうか?
次回へつづく!
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